統合失調症における誇大妄想
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統合失調症でよく見られる症状に、誇大妄想があります。統合失調症で表れる妄想は、ほとんどが誇大妄想の延長だともいわれています。
誇大妄想とは、自分には特別な力がある、あるいは、自分は社会から除け者にされているなど、事実とは大きく飛躍した考えが強くなる症状をいいます。事実とは全くことなることを、まるで事実のように思いこむという症状になります。
この誇大妄想は、躁状態のときにもうつ状態のときにも発生するため、治療がやっかいです。躁の場合は、気分が盛り上がっているので、自分は神だ!というくらい、大きなことを考えてしまいます。一方、鬱の場合は、気分が落ち込んでいるので、まわりの人たちからけなされている、あるいは、監視されているなど、被害妄想的なことばかりを考えてしまいます。いずれにしても、精神状態は不安定で、あまりよくない症状です。
とはいえ、人は少なからず誇大妄想を抱くことがあります。皆さんもそうではないでしょうか。気分が盛り上がって自分の力を過剰に考えたり、気分が落ち込んで必要以上に悩んでしまうなんて、日常茶飯事のことでもありますよね。
ただ、統合失調症の場合は、この状態がかなり過剰になってしまいます。最終的には、それが現実と捉えられ、一種の固定観念となり、さらに、精神状態が悪くなってしまいます。
