幻覚・幻視の症状について
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統合失調症の症状としてよく見られるものに、幻視、幻覚があります。
幻覚というのは、現実にはないものが、見えるという症状です。もちろん、これは正常なことではありません。
ただ、幻覚という言葉自体はよく耳にすることがあるように、統合失調症特有の症状というわけではありませんし、精神疾患特有の症状というわけでもありません。
特に、病気でないけれど、幻覚を見たという人もたくさんいます。その原因は、例えば、疲労やアルコールです。とはいえ、これは一時的な症状ですし、ほとんど心配はいりません。
しかし、統合失調症で見られる幻覚は、要注意の症状です。頻度が高いのに加えて、より鮮明に見えることもあるのが特徴です。
しかも、幻覚が見えて戸惑いを感じるというよりも、その幻覚を信じてしまう傾向にあります。つまり、幻覚が実際にあるものだと思いこんで、それに対して何かのリアクションを起こしてしまうのです。そのため、まわりから異常な行動を取っていると認識されてしまいますし、それが原因で他の人を傷つけることもあり得ます。
幻覚の原因は、アルコールや麻薬によってもよくみられますので、統合失調症と診断される前には、アルコールや麻薬中毒の可能性が疑われることが多いようです。なかでも麻薬中毒だと診断されるのは本人にとってはショックですから、このあたりは慎重な診断が求められています。
